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# 長月の街 松戸 MAD City


東京さんぽ、今月の街は千葉県松戸市。
松戸という地名を聞いて、何を思い浮かべますか?

ベッドタウン、北千住の向こう、千葉の中堅都市
…そんな漠然としたイメージしか持っていなかった私が
松戸に足をのばしたのには、理由があります。

実は松戸では、MAD Cityというまちづくりのプロジェクトによって
アーティストやクリエイターのコミュニティが生まれています。
古い民家を改装して、シェアハウスならぬシェアアトリエにしたり
築年数がだいぶ経ったマンションをリノベーションして
クリエイターマンションにしたり…
そうやって松戸を創造的で、より魅力ある街に変えていこうという
取組みが行われているのですね。

このMAD Cityの3周年イベントが行われると聞き
MAD Cityに詳しい友人すずよし氏とともに、初めて松戸に訪れました。

まず訪れたのは、旧原田米店。
古いお米屋さんの建物を改装して、ギャラリーとして使用しているとか。
街中にあって、凛としたたたずまいでそこにある。

旧原田米店の裏にまわると
そこは若いアーティストたちが集うアトリエ。
秋空の下、庭でおもいおもいに創作活動に取り組む作家さんたち。
友人やゲストも参加してのワークショップも開かれている。

松戸の古い古い民家で
アーティストもそうでない人も、ネットからリアルの場でつながって、
一緒になってアートを楽しむ。
この古さと新しさが混在する空気に、今、そして未来を感じる。
渋谷でも六本木でもなく、松戸だからこそ、意味があるんじゃなかろうか。

アトリエから壁画通りへ。
この壁画通りも、MAD Cityの取り組みのひとつ。
この壁画、今はちゃんとした地名として登録されている。
松戸の地域とアートが共生している何よりの証拠ですよね。

MAD Cityにあつまったクリエイターたちによって、
松戸という街の色が、少しずつ塗り替えられていく。
街は生き物なんだなあ。

かと思えば、薄暗く、スナックが集う路地もあったり。
この雑多な感じが良いんだなー。
ね、お犬さま。

そして江戸川の河川敷へ。
ここで、MAD City関係者の結婚式が行われたらしい。
河川敷すら、創作意欲あふれる若者の手にかかれば表現の場に変わる。

ぐるぐる歩いてお腹がすいたら、友人おすすめの天丼屋さん、関宿屋へ。
あなご天丼を口いっぱいほおばる。お腹いっぱい!

そしてすっかり日が暮れた頃
昼間の旧原田米店の奥のアトリエのお庭はダンスの舞台に。
夜空の下で、風すら演出の一部になる。
白いスカートがそよぎ、美しい身体の表現にうっとり。

ああ、満喫した。楽しかった。心がいっぱい。
さあ、帰ろう。

街にあふれるクリエイターの息吹に触れた、9月の松戸。
松戸駅のホームに、ぬるい夜風がそよぐ。
芸術の秋は、すぐそこ。



MAD City
https://madcity.jp/

| comments(0) | - | 17:38 | category: エッセイ:家子史穂, 東京 |
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