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# は る は あ け ぼ の



予報よりも先に身体が反応する。

むずむずして、くしゃみの連発。

目がごろごろするも、かくのをがまん…

…あぁ、困った。何も考えられないのである。

私は眼鏡をかけてマスクをし、うっとおしく下がる髪をたばね

子供たちに会いにいく。

「せんせい、なんできょうはメガネなん?」

「え?うん、ちょっとね。」

「マスクもして、お風邪でもひいたん?」

「風邪じゃないんだけどね、くしゃみが止まらないからね。」

「あ!メガネとマスクしとる◯◯ちゃんとおなじやね!」

「あ、ほんとだ。同じだねぇ。」

“同じ”と言われた女の子は恥ずかしそうに

メガネとマスクを触ってみている。

それを見ておもわず、私の顔もほころんでいた。

毎年、この時期になると年長さんクラスが思い出の品々を

作る日々が続く。

こちらは「あと何日か」と数を数えて切ない気持ちでありながら、

時折子供たちが話してくれる小学校への憧れや

こんなことができるようになった、と嬉しそうに話す姿や

◯◯くんや◯◯ちゃんが好きだの、ちょっと甘酸っぱい話も聞けて、

一緒に希望をふくらませては、わくわくした気分も味わっている。

それはまさに春のつぼみに似ている。

ある環境にさらされながら固く閉じたつぼみは

暖かな日々でじわじわとふくらんで そして

春になれば、必ず

ぱっと花を咲かせる。

子供たちは特に エネルギーに満ちあふれ、輝く。

小学校一年生になる彼らに思いを寄せて活動報告書を綴りながら

私もまた、次の一年へと気持ちを切り替えていくのである。

春。

| comments(0) | - | 00:13 | category: エッセイ:白澤知里, 香川 |
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